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うっかりジャニオタになってしまった2〜2.5次元のおたくが騒いでいる日記です

「エゴと一途」は、あるひとりの物語ではない(POWERライブ感想)

 

こんにちは。しろです。

 

「お前もっとやることあるだろうが」と思われていると思いますが、私もそう思います。

でも、ひとがやってるもん見たらわたしだってやりたくなるじゃん!というのが言い訳といいますか、もうこうなると駄々です。

26歳でも駄々はこねられるので、みなさん嫌なことがあるとすぐに駄々をこねましょうね。

 

やだやだ!!もうやる気あるときだけしかできないもんね!!!

 

ということで、今回は「エゴと一途の演出って、めっちゃよかったね…!」の回です。

 

これまで

・「エゴと一途」という曲って良すぎる

 

jjjj1923.hatenablog.com

 

 

・「エゴと一途」みんなで会議したら楽しくね?(続編作成中)

 

jjjj1923.hatenablog.com

 

 

などいろいろやってきましたが、今回は前述のとおりです。

これ以上でもこれ以下でもございません。

 

ライブが終わったので、ここより下はもう早速曲の演出に入ります。

(〜ちゅ!容赦なくてゴメン!うまれ〜てきちゃってゴメン!♪)

 

 

ではスクロールしていただけましたらと思います。よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Inter

 

ホテルのある部屋の前。ドアスコープをのぞき込む濵田さん。

ベッドの上で愛し合う二人に、肩を落として廊下を歩く。

 

自分の部屋に戻ったのであろう中間さんが、洗面台の大きな鏡の前で自分を見つめて、そして落ち込んだように目線を落とした。

そしてまた見上げると、その鏡には小瀧さんが。

 

彼の右手傍らにはいわゆる「ヴェネチアンマスク」が置かれており、それに気づいた彼はその仮面を見つめてゆっくりと被りはじめる。

 

その仮面をつける姿が3人にわかれて、そして「エゴと一途」というロゴとともに曲が流れた。

 

 

くう~~~!キタキタキタ!

この始まり方だけで好き!!

 

無表情で絶望すら超えて腸煮えくり返っているんだろうなと思えるような恐ろしさがうっすらと見える濵田さんには「盗聴」の榎木田さんのような絶望を思い出して、柳のような細い骨が今にも砕けそうな切なげな中間さんには美しさを、そして自分を見つめて「仮面を被る」と決心する小瀧さんには健気さを感じられて。

 

各々の表情が映像からすでに違っていて、この「エゴと一途」には「わたし」が3人いるんだと確信できるような、そんなInterでした。

 

 

 

 

「エゴと一途」本編

 

基本的には、小瀧さん、中間さん、濵田さんの順にソロパートが始まると同時にスポットライトが当たるような形。逆に

 

最初の公演でバクステ側にいた私(椅子演出だいすきクラブ所属)は、

「なんか出てきた…」(ざわ…)

          ↓

「ソファだ!」(キャッキャ!)

の二コマ漫画になってしまい、もはやなんにも覚えていないのですが、とにかくベロア調の暗い赤色のソファが置いてあるステージにうっすらとスモークを焚かれていて、そこに上ってくる小瀧さんは本当にきれいで、儚くて、蜃気楼のように浮き出てきたかのような錯覚さえ覚えたことだけは確かです。

 

この仮面をかぶっている三人とも、ソファの周りで心からの笑みとも悲しみともわからない、きれいな表情で歌い踊るのですが、そこでは「自分の気持ちを仮面で隠している」という状態なのかもしれない、と感じられます。

「あなた」がほかの人と愛し合っているところを見てしまったけど離れられなくて、仮面で自分の本心を隠しながら歌い踊る三人は、同じような諦めをはらんだ顔なのに、その先に抱えるゴールが違うのがとてつもなく面白いです。

 

また、歌いつなぐところで振付もつながっているように見えるのは、今の時点では同じ想いの三人だからこその演出なのかな、と感じられました。単にカメラワークや目線の動き方のスムーズさへつながるというところもありますが。

 

クウ〜〜! 中間淳太さんの演出って好きや〜!!!!(おばあちゃん!まだ中間さんが演出したって確定してないよ!)

 

 

ソファは赤く、「あなた」への向き合いかたや「愛」そのもの、そしてベッドの代用品のように解釈することができ、そこに座っている表情や姿勢もまた三者三様。

自分のパートではない間、悲しむような小瀧さんに、挑むような目の中間さん、そして無の濵田さんがいたと思っています。マジで幻想だったらゴメン。

 

 

見返りなど求めぬもの それこそが「愛」だから

 

でベッドの上に寝転ぶ三人が、まさに「愛におぼれている」ような状態であるところはわかりますが、そんななかでももがいているように見えるところ、挑発するように踊るところ、そしてそのソファから立つところ。

ここまでうちのめされても本心を隠して仮面を被って、彼への愛を続けてしまう。それは一途ともエゴな気持ちとも言えるでしょう。

わたしは、これを彼らの「執着」でもあると思ってしまいます。

 

そして、

徒に慰めのあてにしてまた「愛」に耽る

 

で三人とも仮面を取り去る場面。

私がよく見ていた中間さんはとてつもなく冷静に、ただ前を向いて、片手で、仮面をつけるときと同じようにゆっくりとソファに置いていました。

「抑えていた本音を見せることが自分にとってメリットではない」と開き直る無敵の人なのかもしれない、と恐ろしく思いました。

 

 

ここからは彼ら三人の設定(?)の勝手な憶測になるのですが、

 

  • 濵田さんは「あなた」のことを殺すことで永遠の存在として一途なその想いを貫こうとしている、猟奇的で病的に固執する人間

 

  • 中間さんは一途な恋愛をしているという自分を保ちたくて、「あなた」へ執拗に好意を向けつづける自己本位な人間

 

  • 小瀧さんは「一途」だと思っていたこの想いを続けても「エゴ」にしかならず、やめたいのに執着をやめられなくなってしまった寂しい人間

 

を演じているのだと思いながら見ると、とても面白かったです。

みんなはどんな人だと思いながら見てたのかな〜〜!

 

 

そしてソファから立ち上がって離れ始める2番。

 

つまんない漫画に挟んだ栞が積み上がって見えなくなったってどこかで続きをきにしている

 

のしなやかさ、その瞳の冷たさ。

 

歌詞のノスタルジックでエモーショナルな響きとは裏腹な濵田さんの声の波のない表現だけでもぞくっとしていたのですが、「ひとつひとつ積み上げていった」ような着実な振り付けではなく、ただ平坦に日々を過ごしているうちになんとなく「あなた」への愛が拗れてしまったような流れるような動きに、さすがに濵田さんを見てしまいます。

 

 

エゴと一途の境目に今更気づいても戻れない

 

で人差し指を振る中間さんは、色っぽい悩ましい顔であり、アイドルスマイルこそ浮かべてないにしろ、もはやこの状況に楽しさを見出しているような遊び心。

 

こんななかで、

 

私だけはあなたのこと 信じるって決めたから

 

はとてつもないエゴで、それを歌い上げる彼には誇りさえあるかのような表情。本当にピンスポットが似合ってしまうスーパースター……。(個人の感想です)

 

 

そこから3人とも歩みを進めていた花道からよりスピードアップしてセンターステージへ背中合わせに集まります。

 

オリジナルで作ってもらったピアノソロの間奏が感情の激流を表しているよう。

 

流れるような濵田さん、誘惑するような中間さん、かき分けて進むような小瀧さん。

そして向かう方向も違う。

 

これこそ、「この違いの良さがすごい!2023年」1位受賞

 

 

ふわりと白と赤の布が落ちてきて、三人とも雨に降られているようでもあり、彩られてより美しくなっているようでもあり。

 

そんな美しい情景のなかで、

 

指先でなぞる唇

とおなじテンポで唇をなぞって、

 

うだるような口づけを

で笑顔をうかべるのは、「あなた」といっしょにいたあのときを思い出しているような、勝ち誇っているような、そんな顔で、中間さんの表現する驕りのようなものが見えます。

 

ところで、この赤と白、どういう意味なのだろう?と考えましたが、結局全然わかりませんでした。

エゴと一途なのかな?とも思いましたが、私の中ではエゴも一途もほぼ同義なのでしっくりこなくて、本物の愛とそれ以外の感情なのかな、と考えたりしています。

 

閑話休題

 

そして濵田さんのパート。

 

気づいたのわたしほんとはあなたのこと独り占めする夢見てる

で手に巻き付けて遊んでいた布を、そのままうすら笑いで首を絞めるかのように力強く引っ張るところ、ものすごく衝撃でした。

 

この人の「独り占め」って、自分が殺すことでほかの人間の目に触れないようにするということなんだ、と気づいてしまって、だからこそどんなときも狼狽えているような感情が見えなくて怖かったんだ、と答え合わせができました。

 

そしてまたサビでは三人ともセンターステージを布をかきわけて彷徨ってしまいます。

この愛と呼んでいるものの正解がわからないのはここにいる全員がそうだ、と言わんばかりです。

 

 

気づいている届きやしないだけど終わらせられないの

の小瀧さんは本当に「終わらせられなくてつらい」ようながなりがあって、なぜか純粋さや爽やかささえあります。

 

「この子はなんか悩んでて可哀想やなあ…」と思って見ていると、その次のソロパートの、

 

徒に慰めのあてにしてまた「愛」に耽る

 

という歌詞で自分の頬を包んでにっこりと微笑んで、まさに愉悦に浸っている中間さんを見ると「アホか!」と叫びたくなってしまいました。

この人はこうやって執着するのを趣味にして楽しんで、可哀想な自分さえ愛おしいのかもしれないと考えると歪んでいて、でもそんな歪んだ人間を演じる中間淳太さんが好きで…!!!!

 

この後も「無」で全てを終わらせようとする濵田さん、健気に諦めようと頑張る小瀧さん、諦めない自分のことが美しくて大好きな中間さん、の三人が踊って歌って、愛に沈んでしまうのがこの曲でした。

 

 

 

正直、私としては、宮城の初回公演ではここまで歪んだ人間たちだと思わなかった(Interの印象が強すぎたのもあるかもしれませんが)ので、どんどん色付けされていった結果のものかもしれません。

どんどんストーリーが思い浮かぶような三人の主人公たちの「愛」はどれもが幸せじゃなくて、でもそんな彼らが本当に美しかったのが皮肉です。

 

そんな皮肉な話が好きなんですけどね。

 

本当に見れば見るほど「こんなところあったっけ?!」でしたし、初めてモニターを見たときは「みんなこんな表情してんの!?」と驚きました。

でもやっぱり中間淳太さんの表現が大好きで、彼の二律背反した歪んだ感情の作り方やそれを美しく見せる方法に尊敬して、やっぱり見るたびに「中間さんのことが大好きだーー!」になりました。

 

結局ぜんぜん目が足りなくて本当に何もわかってないんですよね!!

やっぱりJEくん、はやく円盤でマルチアングルで見せておくんなまし〜!!!

 

 

 

 

「エゴと一途」大会議は6/7(水)23:59まで募集しております〜!みんなの感想も聞きたいです!

あとブログ書くのがんばります!

 

 

 

 

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