こんにちは、しろです。
\\重岡さん、29歳のお誕生日おめでとうございます!!!!!!!//
29歳!?!?!?!?!ガチアラサーじゃないですか!?!?!?!?!
すみません取り乱しました。重岡さんのことを歳下だと思っている節がありました。重岡さんが30代目前になる世界観があるとは思っていませんでしたね。
自分の年齢もそろそろ誕生日が来るのが嬉しくなくなってきましたが、なんだかんだ言いつつもお祝いするのもお祝いされるのも最高に楽しい行事ではありますよね。誕生日万歳。(ちなみにわたしの誕生日は10月23日です 中間さんの2日後と覚えてください)
さて、今回は重岡さんについて、「rainboW」初回盤Bに収録されている「サラリーマンの父さん」を中心に他の楽曲などを見ながら、とにかく好きなところだけを語っていこうと思います。
長々とした文章とはなりますが、よろしくお願いいたします。
「サラリーマンの父さん」と「息子」の重岡さん
「サラリーマンの父さん」。
重岡さんが作詞作曲された、還暦を迎えたお父さんに捧げる曲。
ギターとブルースハープが中心になって奏でられる、なつかしくもあたたかくもあるこの曲の、特に詞についてちょっと語りたいので、3点にまとめてみました。
① 展開がどこまでも「父と子」
この曲は1番と2番、そしてその後の展開についてメロディーによって「視点」や「語りたいもの」が共通しているように感じます。
そして、その「語りたいもの」がどこまでも「お父さん」と「重岡さん」ご両人に関係するものなのです。
笑顔とため息が 混じり出した近頃の誕生日
あなたと僕が 重なり出したこの頃の日曜日
Aメロは「重岡さんが思うお父さんの近頃」を描写しています。
どちらも還暦を迎えるにあたって、若い頃よりもすこし覇気が少なくなってきているお父さんを表しているように見えます。
責任の肌触りを 繰り返す日々の意味を
何より誰かの為に生きる 難しさを
あの日ブチ切れられた僕を 下手くそ風の吹き回しで
赤と青のグローブ キャッチボール 楽しかったなぁ
鼻で笑う もう歳だと 助手席 ぬるい風のエアコン
生まれて死ぬまで 僕はあなたの息子だからな
Bメロは「お父さんと重岡さん」。
1番では「自分の今を考えて、その頃のお父さんに思いを馳せる重岡さん」、2番と2番サビ終わりでは「重岡さんの思い出に残っているお父さんとの出来事や会話」が描かれています。
赤いちゃんちゃんこ着せられ照れて笑う
あなたの背中思い出す
タイガースが負けてボヤいてたリビング
街頭照らす パジャマタバコの影
赤いちゃんちゃんこ着せられ照れて笑う
あなたの背中追いかける
サビ部分は「重岡さんから見たお父さん」。
1番サビとラスサビでは「還暦のお祝いをしたときの姿」、2番では「普段の姿」を思い出して、なんてことはない普通の「お父さん」ではあるけど、重岡さんにとって大切で尊敬できてかっこいいお父さんであるということがわかります。
こうやって1番で一区切り、2番で一区切りされていることによってこちらにもなんとなく「重岡さんとお父さんについての思い出を噛み締める時間」みたいなものが与えられている気がして、よりこの曲の世界観に没入できるのだと考えています。
② 単語だけでわかる!重岡さんが描く情景
単語をぽつりぽつりと置いていっているだけのように見えて、その実いろいろな意味がそのモノには込められていることが多い重岡さんの歌詞。
この「サラリーマンの父さん」にもいくつかあります。
へこんだ缶コーヒーも
空のまんま しゃんとしなくちゃ
お父さんを「へこんだ缶コーヒー」に見立てた比喩。
空になってしまってへこんだ缶コーヒーの缶も、中身はないままでも戻してしっかりと立たせることができるように、「還暦を迎えて退職したからといってそのまま何もせずにだらっと過ごすことはないんじゃない?まだまだ元気なはずだよ」というメッセージが込められているように感じます。
急に出てきた「缶コーヒー」ですが、「サラリーマン」と「缶コーヒー」という単語の相性の良さや、「もしかしたらお父さんもよく飲んでいたのだろうか」という想像により、不思議と自然にまとまっている気がしました。
鳴らない目覚ましと
置いたまんま枕元のメガネ
日曜日のお父さんの様子。
この2つの名詞だけで「自分よりも遥かに遅く起きるお父さん」がすぐにわかります。
もしかしたら、重岡さんが東京に行くまで、あるいはお父さんが単身赴任されるまではお休みの日でもある程度早く起きてメガネをかけて朝ごはんでも食べていて、そんなずっと寝こけている姿なんて見たことなかったのかな、というところまで想像できちゃうのがすごいところです。
③ 重岡さんの照れ隠しのエール
この曲について重岡さんは「退職祝い」や「親孝行」など(音楽誌「MG」より)と発言されています。
しかし、単純に「ありがとう」という気持ちだけじゃなく、お父さんのかっこいいところもカッコ悪いところも書いていて、その上で「あなたのことをずっと追いかけている」「これからも追いかけさせてくれる父親でいてくれよ」というメッセージも感じることが出来ます。
このメッセージには、退職されて一つの「やりがい」が終わったお父さんへの「エール」みたいなものが見えて、重岡さんのあたたかさを実感します。
お父さんへの憧れの感情や、「エール」のメッセージを感じられるところを見てみると、
笑顔とため息が 混じり出した近頃の誕生日
へこんだ缶コーヒーも 空のまんま しゃんとしなくちゃ
「しゃんとしなくちゃ」の言葉にお父さんの背中をバシッと叩く重岡さんを思い浮かべます。
責任の肌触りを 繰り返す日々の意味を
何より誰かの為に生きる 難しさを
30代目前になって、背負う責任も重くなってきて、改めてわかるお父さんの「家族を背負う責任」「仕事に毎日行かなくてはならない意味」「誰かのために生きるという難しさ」に、尊敬の念。
スーパーマンも勝てない サラリーマンの父さん
「スーパーマン」と「サラリーマン」で韻を踏んでいるこの部分。
僕にとってはスーパーマンよりもなによりも頼りになるサラリーマンの父さん。
あなたの覚悟がこの僕だから
若いころはなんとも思わなかったんですが、「家庭を持つ」とか「子どもを授かる」ってのはやっぱりお金も責任もすべて親にのしかかってくるもので、覚悟が必要なんですよね。その覚悟が「重岡大毅さん」となって表れてる重岡さんのお父さん、改めてすごい。
鼻で笑う もう歳だと 助手席 ぬるい風のエアコン
生まれて死ぬまで 僕はあなたの息子だからな
なまぬるいところでなまぬるい話をしていた父と息子。「まだまだがんばってもらわんと困るわ」なんて笑い話にしていたのかもしれませんが、その裏にはこんな熱い想いが。
何年何十年 会社に向かう
幸せ背負った サラリーマンの父さん
「幸せ」という名の家族への責任を背負い続けて何十年も会社に通いつづける、これだけでめちゃくちゃすごいです。社会人になったからこそかもしれませんが、めちゃくちゃ沁みます。
照れ笑いも似てきた 誇らしく思うよ
あなたの人生 サラリーマンの父さん
憧れの父さん 僕だけの父さん
「僕だけの父さん」だからこそ憧れで、誇りで。だからこそ、これからも背中を追いたくて、しゃんとしててほしい、重岡さんのお父さんへの想いが伝わります。
重岡さんがお父さんと過ごした28年間がぎゅっとつめこまれて、温かくも秀逸なことばたちと少し歪んだギターと少しもったりしたテンポのドラムベースと体温を感じられるブルースハープ、そしてまっすぐ心から叫んでいるように聞こえる重岡さんの歌声がわたしたちに訴えかけるのは、「お父さんのことが大好きで、とても尊敬している」ということであり、私たちファンもメンバーも存在しない、「家族」だけが存在する曲であると感じています。
アイドルの重岡さんが「アイドル」として出す曲なのにただの「息子」として歌っていて、それがとても人間臭くて、わたしはとてつもなく大好きです。
重岡さんのフレーズと体温
たぶん何万回も言われてると思うんですが、重岡さんの描く歌詞には重岡さんのこれまでの経験が乗っかっていて、重岡さんのあたたかい笑顔を思い出すような、いわば「体温」のようなものを感じます。
(上記「サラリーマンの父さん」以外で)重岡さんが制作に携わった楽曲にフォーカスを当て、わたしが好きなフレーズを2〜3個挙げてみました。
個人的な感想とともに書いておりますので、共感や新たな気づきや他の素敵なフレーズをみなさんとシェアしたいです。
・「乗り越しラブストーリー」
- 価格: 3138 円
- 楽天で詳細を見る
重岡さんの初作詞曲。(作曲はYHANAELさん)
別れてしまった彼女とふと偶然同じ車両に乗り込んでしまった僕が、話しかけられないまま付き合っていた当時の思い出に浸りながら、この電車を乗り越すか乗り越さないかを考える、ある意味ラブソング。
もう これ わたし めちゃくちゃ大好きなんですよね。
「未来」のような意味を「切符」と隠喩したり、その「切符」が擬人化されていたり、過去にふたりがしたであろう会話文がそのままで描かれていたり、とにかく「ほんとうにあの重岡さんが?」と初見で驚いたほどの技術と表現力でリアルな恋と気持ちの揺れ動きを表現しているのです。
個人的にめちゃくちゃ好きなフレーズは、
目を閉じて 思い出ひたっとったけど
ドア開く まだ好きなんや
目を閉じて思い出に浸ってたのにドアが開いて目も開けざるを得なくて、そこでふと「まだ彼女のことが好き」だと気づく。この対比とテンポ感。
アダムとイヴも二度見しとったやろ
アダムとイヴ(=恋人の象徴)でさえ二度見するような甘さを表現しているのですが、こんな語彙出る!?と驚いてしまいます。
ポケットでぽけーっと僕の切符
この表現のしっくり感すごくない!?「 ポケット」という単語や擬人法はそれまでにもずっと出てきていましたが、2番終わりの少し展開が変わるところでこのキラーワード。個人的にはどの方向に進めばいいんだろう、と思考停止しているようすを表しているように感じました。
の3つです。
初作詞から人間臭く重岡さんらしさ全開で、いまもいい意味で変わっていないことに安心と信頼を置いています。
・「間違っちゃいない」(「間違っちゃいない。」も含む)
重岡さんの、「等身大の自分」が現れたどこか寂しげで、でも力強いメッセージを感じる歌。
パブリックイメージの重岡さんってニコニコしていて明るくてうるさくて、そんな重岡さんからこんな夕方とか夜とかに散歩してるみたいな曲が出るんだ、と驚いた印象があります。
WESTV!パンフではこの歌ができるまでのエピソードが書いてありますが、なんだかもうジャニーズWESTっていうチームがあったかくて、そのあたたかさがこの歌詞の優しく包み込むようなところにも現れている気がして、ほんとうに大好きです。
わたしがとくに好きなフレーズは、
理想と現実で結ぶ靴ひも 歩けるかな
教えて近所の青空
理想と現実、全然違うところから伸びている靴ひも。
理想と現実が同じ足の靴ひもならうまく歩けるのに、なかなかそんなわけにはいかず現実は思ったとおりにはいかなくて、根拠なんてないけど空を仰いでしまう気持ちは痛いほどわかります。なかなかうまいこといかんよね。
ぐるぐる渦巻く世界で 君が花びら
花丸つくれるね
ぐるぐるといろんなことが渦巻く世界で、「君」みたいな花びらのような光さえあればそのぐるぐるも花丸になる。
この表現が俗すぎるかもしれませんが天才すぎて、気づいた時にすごく感動したのを覚えています。
頑張れなくていい 嫌になったっていい
情け無くていい ダサくていい 怖くなってもいい
どんな自分だっていい
ストレートに「どんな自分だっていい」と言い聞かせるように歌う重岡さんに「間違っちゃいない」ができたときのエピソードを思い出すと共に、自然と自分まで肯定されたかのように感じることができるフレーズ。どん底にいるときこそここを聴いて涙を流したい。
です。
背中をドンと押す、というよりかはやさしくさすって「ちょっと前に踏み込んでみる?」と言わんばかりの優しさが、弱った心にスッと入ってきて、このあたたかさが重岡さんの等身大なのか〜!と感じると、このアイドルを応援しててよかった!と感じます。
・「to you」
重岡さんが感じたいろいろな「別れ」、「永遠などない」という感情を明るくあたたかく描いたこの曲。
アイドルに諸行無常を歌われるのってなかなかに辛いはずなんですけど、この曲にはそんな負の感情を一切感じさせないパワーがあると感じています。
ジャニーさんが亡くなられていろいろなことを感じたからこそ前と上を向いていて、そんな前を向く力がある重岡さんとジャニーズWESTだからこそ応援しているこちらも力を少しずつ分けてもらえているのだと思うのです。
放物線を空に描こう
あなたへ届け 虹色のピース
虹(ともするとジャニーズWESTでもありますが)という大きな放物線を描いて、空に行ってしまったあなたにも自分たちの明るい歌声が届きますように!と言っているように聴こえて。なんて明るくて希望的ででもさびしい感情なんだ〜!と胸が締め付けられます。
どれもこれも何もかもって
大事なもんはどんどん増えてって
自分ってなんだろ 人生ってなんだろ
何だっていいじゃん love you やっちゃいな
「you やっちゃいなよ」って言われ続けたひとがこれを「love you」とこの言葉を掛けるのが……もう無理です………。確実にこの言葉を愛だと捉えた人しかできない所業で、これからは重岡さんが後輩にこの言葉を伝えていくという意思を感じられます。
思い出し笑いできるんだ
この日いつか足元を照らすんだ
冒頭にある「あの日々僕の足元を照らすんだ」に繋がっているこの最後の部分。過去から今まで、そしてこれからが自分の足元を照らす光につながることを歌っていてグッときます。
永遠なんかはこの世には存在しないけど、今まで自分が生きてきたこの道がぜんぶ今を照らしてるから、別れも悲しいだけのものなんかじゃない。
そう明るくあたたかく笑顔でポジティブに「別れ」と「人生」を教えてくれています。
こんなことも教えてくれるアイドル、スゲ〜!!
・do you know, girl??
小瀧さんと共作の「旅」をテーマにしたロックで、でもどこかちょっとアブナくてセクシーな曲。
特典についてくるDVDではこのユニット曲のテーマが「旅」になったときに頭を抱える重岡さん小瀧さんが見れるのですが、そう来たか、と。
「旅」を「トリップ」として変換し、旅行ではなく俗に言う「トぶ」のような意味として使って男女が愛し合う様子を最初から最後までずっと描いています。こんなんエッチですよね。
ほかにも細かく「security check」「check in」「gateをpass」「パスポート」など旅の要素を散りばめられていてディテールがしっかりしています。
わたしが特に好きなフレーズは、
上から下へsecurity check it baby
gateをpass 足早にcheck in したいね
こんなちゃんとオシャレなのになんとなくどういうことをしてるかわかってしまう隠喩ってありますか?
do you know, girl?? sweet kiss??
これ!!!!これですよライブツアー「W trouble」で驚いたところ!!!
「どういうのが好き?」と確実に発音するおふたりに狼狽えました。そしてこの部分にこの歌詞を再度入れ込むことでまた違った味が楽しめるようになる新鮮さに感動したのを覚えています。
の2つです。言葉遊びと対比が効いているこの曲にも、確実な重岡さんのセンスを感じます。
・おい仕事ッ!
すべての「仕事をしている人」に向けた、明るく元気に笑い飛ばしながら背中を押してくれる曲。
ギミックがとてつもなくいっぱいあって、本当に重岡さんの曲って聴けば聴くほど、考えれば考えるほどおもしろいなあと感じます。
14年間ずっとアイドルをしている人からこんな一般社会人っぽい語彙と感情が飛び出していることに親しみやすさと同時に感動を覚えました。どこで学ぶんやそんな感情。
とくに好きなフレーズは、
Oh!情けちょーだい!
贅沢散財出金Oh my God 貯金パー!
「お情けちょーだい!」から「たくさん」そして「グーチョキパー」 一瞬なのにギミックが多くて面白いところです。 ここが「グーチョキパー」って書いてるインタビュー記事見た瞬間めちゃくちゃアハ体験だったのを思い出します。
Oh!休みバンザイ!
土日祝日連休ロンバケいないいないバー!
お休みバンザイ!!!!!! わたしもおやすみが大好きです。 はっきり言ってここは「重岡さんも連休嬉しくなるのかな」と思ったうれしさだけで選んだフシがあります。
ブーブーたれて ごめんくっさい
華麗にスカして
チョチョイふんばって
水に流してフ~
「ブー」「くっさい」「スカ」「ふんばって」「水に流して」とどんどん関連性がある単語の中で仕事にブーブー言っている社会人を表現するこの遊び心、好きです。
です。
「頑張れるようなメッセージになりますように!」と書かれたこの曲。それと同時に「頑張るっていつも大変」とも書かれており、だからこそこうやってしんどいことも笑い飛ばせるアツくてバカな曲を書いてくれたのかと考えると、それだけで立ち上がる理由の一つになる気がします。
・ムーンライト
どこか懐かしさや青春を感じるとてつもなくロマンチックな、重岡さんいわく「ラブソング」。
ちなみに2分50秒で、ジャニーズWEST最短の曲でもあります。
重岡さんが「あなたが暗闇と戦える曲になりますように」とも語ったとおり、この曲には向こう見ずで無謀かもしれないけど、たしかに愛する人が幸せでいますようにという漠然とした、けれどたしかにだれにでもある願いの歌であり、聴いている私たちに「ひとりではない」ということを教えてくれるものだと、個人的に感じます。
Aメロは懐かしい「あの頃」の少年の無謀さを描き、そこから「真昼間の月」への視点が上に持っていかれるBメロ、そして「どこまでも行けそうな気がしてさ」と推進力を感じるサビ。1番ではただ「僕」しかいないこの歌詞に、「君」が登場して「僕」の行動理由となる2番。どれをとってもロマンチックだなあ、と感嘆してしまいます。
個人的に好きなフレーズは、
手を突っ込めばポケットの中 宇宙行きチケット
縁石に乗り込み 青空へやじろべぇしよう
とくに2行目の歌詞。「縁石」というどこにでもある段差をロケットに見立て、青空へ「やじろべぇ」のようにジャンプする、そんな幼いころの月に憧れた夏休みの光景をこの短いフレーズで想像できます。
真昼間の月に僕は種を植えに行くんだ
誰も見ちゃいないし 見たこともない
花を咲かそう
真昼間の月に種を植えてみたくなったのは
いつか君を襲う夜の底 一輪の光を
「真昼間の月」って、太陽が出ているから見えないんですよね。そんな見えないところになぜ花を咲かせたいのか、その理由が2番Bメロに書かれています。「いつか君を襲う夜の底 一輪の光を」照らすため、そのためだけに、見えるかどうかもわからないところに花を植えに行きたい、だなんて究極の愛でやさしさだな、そう感じます。
の3つ(2つと言ってもいいかもしれませんが)です。
「サムシング・ニュー」発売時の重岡さんのINBOXが忘れられないほど本当に大好きなのですが、そのINBOXでもこの曲でも感じることは、重岡さんがロマンチストで、でも現実を生きている男の人なんだな、ということです。
この歌は基本的に「願い」の枠から飛び出さないからこそ、どこか現実的で、だからこそわたしたちに刺さるのではないか、と勝手ながら推測しています。
・バニラかチョコ
重岡さんが描く「あま〜いラブソング」。
選ぶのはバニラかチョコか、白か黒か、決着を付けるのか付けないのか、謝るか謝られるか、人間臭く迷ってコンビニに彷徨ってしまった男の子と、その彼女についてのお話です。
「乗り越しラブストーリー」でも女性の恋人は登場しますが、あらためて重岡さんが描く「女の子」というものはこうもしたたかでユーモアにあふれて愛らしいのか、と思い知らされました。
この曲でとくに好きなフレーズは、
曖昧な時は甘いチョイスをホラ
ビターで苦いのが僕は好き うんソレで良い
「彼女に」と「アイスが」という意味がどちらもかかっている「甘い」。そして僕が苦々しいほうを取って丸くおさめたほうがいいな、と納得して「うんソレで良い」と自分に言い聞かせている部分。
準備万端冬空とリップ
いつもの街もイルミネーション
OFFでもONでも素敵さ君はダーリンダーリン
「冬空」と「リップ」、そして「冬空トリップ」(冬の思い出にトリップする)というふたつの意味がかかっています。
そしていつもの街がイルミネーションを行ってることで「イルミネーションしててもしてなくてもいい街だよなあ」と思う心と、「リップまでバッチリ決めた彼女が素敵だ」と思う心どちらにも解釈できる、すごくいろんな意味に聴こえる短いフレーズです。素敵なことばえらびです。
のふたつです。
そのほかにも多数の言葉がかかっており、それにも驚くことができるのでみなさまもじっくり歌詞カードを見て聞いてみてください。
したたかな彼女にたじたじでうじうじするこの曲の主人公に、書いた本人である重岡さんの人間臭さや理想や体温を感じて、すこしほっこりすることができます。
ちなみにくわしく個人の解釈を書いたブログは下記に。
ここまで8曲すべてに言えることは、重岡さんのこれまでの経験や感情、そしてたくさんの遊び心がふんだんに詰め込まれているなあ、ということです。
正直、アイドルという特殊な職業に就いて14年間という長い時間を過ごしてきた人からこんな普遍的なのに表現豊かで心に残るフレーズが出てくるのか、ととても驚くことばかりですが、そんな「ごく普通だけれどとても過敏な」感性を持っているからこその重岡さんの「アイドル」としての表現がこんなにも豊かなのかもしれないなと感じています。
これからもわたしは「クリエイター」であり「アイドル」である彼のファンでいつづけたいです。
「アイドル」重岡大毅さんが好きって話
ここからは「アイドル」重岡大毅さんについて。
好きだな〜〜!ってことをちょこっとだけ書こうと思います。よろしくお願いします。
わたくし個人的に、すごく矛盾があって人間臭いところが見えて、でもたしかに人の心を惹きつけるアイドルであるのが重岡さんの魅力、だと感じています。
もちろん白くてムチムチですごくすごく儚いお顔なのに眉毛がしっかりしていて笑うとえくぼが出てきてかわいくてかっこよくて、そこも「アイドル」としての魅力とは思うのですが…!内面の話をさせてくれ…!
重岡さんの中には強さと弱さと熱さと冷たさが同時に存在していて、そんなとても人間臭い矛盾だらけの人が、「あなたはひとりじゃないよ」と言わんばかりに必死にメッセージを歌いつづけてくれるからこそ、わたしたちに安心感とドキドキを同時に与えてくれています。
ときにはカメラで追いきれないくらいパッションとそのときの衝動全開で何にも考えずに(いや実際は考えてるとは思うんですが)動き回るし、メンバーといっしょに歌っていてうれしくなったら笑顔でメンバーのそのときの表情を見たい!と言わんばかりに顔を覗き込むし。
とにかくアイドルらしい「型」にはまらなくて、なんなら自らはまりに行こうともしていないように私には見えています。
『ごめんね青春!』のときに錦戸さんから言われた「かっこつけんな」という言葉からかっこつけることをしっかりとやめた重岡さんが、今でもほんものの等身大で、まっすぐに、テレビやステージの前にいる人へ想いを届け続けているのが本当に伝わって、とても嬉しいです。
個人的に、「アイドル」ってさまざまな制限がある媒体で「その人自身を」(ときには少し脚色しながら)表現して売り物にするご職業だと思っておりまして、だけどそんな中である程度自由に自分を表現できる場所であるライブを「一番好きな瞬間」と考えてくれる重岡さんというアイドルの信頼感ったらないですし、その自由にしているさまがなによりも重岡さんはキラキラ輝いていて、このひとは正真正銘の「アイドル」だな、と感じます。
逆に「かっこつけてた」時からこのまっすぐかつ自由な熱さとともに、人を見る目というか、繊細で冷静な分析力があったのかもしれない、とわたしは考えています。
デビュー当時の1万字インタビューでは、
「7人じゃなきゃダメだって」
「グループとして売れたかったんです。国民的グループになりたいんです。それは半端な想いじゃないんで。そのためには、絶対に3人が必要なんです。だから情やないんですよ、全然。」
「絶対7人であることはブレたくなくて」
と語ったとおり、「7人でデビューさせてほしい」と最初から最後までずっとずっと粘った彼は、確実にめちゃくちゃ見る目があると思います。
いまとなったら7人以外考えられないですし、7人であるからこそわたしは「ジャニーズWEST」に出会ったので、このときの重岡さんの強い意志に本当にわたしはずっとずっと感謝するのだろうなと感じています。
また、その分析力のようなものが今の楽曲制作への緻密さ、絶妙な繊細さにもつながると感じていますし、バラエティでのイタズラ好きでちょっと小狡くて破天荒な振る舞いでさえもメンバーの魅力を引き出しているものなのでは?と考えてしまいます。(実際、後者についてはただただ重岡さんがイタズラ大好きでメンバーが困っているさまを見るのが好きで好きでたまらないだけかもしれませんし、たぶんそれもあるのだと思っていますが)
子どもみたいなのに大人で、太陽みたいなのに月の光みたいにやさしく照らして、おおざっぱそうなのにしっかり細かいところまで見えていて、底抜けに明るそうなのにちゃんと落ち込んで考え込むときは考え込んで、なんでもオープンそうなのにできるだけプライバシーは見せたくなくて、不正なんて知らなさそうなのにすこしだけずる賢くて、アイドルなのにごくふつうの人間。
そんな重岡さんの矛盾が面白くて仕方なくて、わたしたちの目を離させなくて、そんな重岡さんがジャニーズWESTのセンターとして、魂としてジャニーズWESTを体現するからこそ、わたしたちはずっとずっとジャニーズWESTについていきたい!と不思議と思わされているのだと思います。
重岡さんにあわよくばもっともっと演技仕事が来てくれますように!
ずっと彼が彼の音楽を描き続けてくれますように!
そしてできるだけ長く「アイドル」を続けてくれますように!
彼に幸ばかりが訪れますように!
このブログを読んでご感想やご意見、ご指摘等ございましたら、ぜひマシュマロやお題箱にメッセージをお願いいたします。Twitterで意気揚々とお返事いたします。
特にみなさまの重岡さんへの愛や、「お前ここは解釈違いやぞ!」というところ、教えてほしいです。まだまだファンになって1年なので、重岡さんについてもっともっといろんなことを知っていければいいな〜と思っています。みなさんの好きな曲や素敵なエピソードとかあったら教えてほしいです。
また、ご指摘や修正事項等は確認次第、当記事でも修正させていただきます。
マシュマロ↓(ちょっと返信遅れることもあります)
匿名のメッセージを受け付けています!
— しろ (@shiroj_un) 2021年3月17日
https://t.co/Vg7WCRGmRH #マシュマロを投げ合おう
お題箱↓(通知来るのですぐにお返事できます)
しろのお題箱 https://t.co/5p2p1aBOb8 #odaibako
— しろ (@shiroj_un) 2021年3月16日
ではまたいつか〜!