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うっかりジャニオタになってしまった2〜2.5次元のおたくが騒いでいる日記です

中間淳太さんの歌詞の世界で溺れる

 

こんにちは。しろです。

みなさまいかがお過ごしでしょうか。

私は少し前に胃腸炎を患ったのにもかかわらず、体重が増加傾向にあるままです。だれか助けてください。

 

さて、今回は「中間淳太さんが作詞に参加された曲」を集めて私がウダウダと好きと解釈を語るブログです。

 「ストーリーテラー」、そして「ジャニーズのアイドル」としての中間さんに脱帽しているだけの文章とはなるかもしれませんが、共感や別意見など、いろいろ感じていただければ、そしてさらに中間さんのことを好きになってくだされば私はめちゃくちゃに嬉しいです。

(文中の作詞作曲者名は敬称を略しております、ご了承ください。)

 

ではどうぞ。

 

 

 

 

 

 

「TAMER」

 

中間淳太作詞、Kevin Borg・Simon Gribbe作曲のハードかつ妖しい雰囲気漂う、中間さんのソロ楽曲。

 

ラッキィィィィィィィ7

ラッキィィィィィィィ7

 



わたしはこの曲が本当に本当にだいすきで、中間さんのことが心底好きだと実感したのもこの曲を読み解き、パフォーマンスを拝見して以来のことです。

 

ちなみにその収録円盤「ラッキィィィィィィィ7」について書いたブログがこちら

jjjj1923.hatenablog.com

 

 

甘くて高くて優しい中間さんの歌声で表現するハードな「調教師」に、ギャップと変な納得感を得ることができる、まさに中間さんのために存在する曲だと思います。

 

また、これは作詞初挑戦とは思えない中間さんが紡いだ「歌詞」が最高です。(初挑戦ですよね?間違ってたらごめんなさい)

 

6匹のパフォーマンス力に優れた動物たちと1匹の調教師がいるサーカス。

サーカスに誘い込まれた観客は、調教師や動物たちによってどんどんと心を奪われてしまい、追い詰められ、逃げられなくなるほど調教され、檻の中に入れられてしまう。

そして、また次の観客がこのサーカスにやってくる。

さて、この観客も逃げられなくしてしまおうか。

 

…という内容が、一見した際の歌詞へ抱く印象だと思います。

しかし、この歌詞を見た時にその印象が一変する。

 

Say your prayers!!

何も恐れないRed lion
冷静なBlue wolf
コミカルなOrange bear
宙(そら)飛び回るPurple eagle
オシャレ好きGreen tiger
いつだってCuteなPink elephant
この指鳴らせばGo sign
Are you ready?
It's show time!!

 

中間さん以外のジャニーズWESTのメンバーカラーを纏った動物たちが「演者」としてサーカスを催行しているんです。

ということは、この「サーカス」とは「ジャニーズWESTであり、ジャニーズWESTが「観客」である私たちファンをジャニーズWESTから離す気はない、ということだと解釈できます。

 

完敗。完敗です。

この挑戦的かつ強い意志を感じられる歌詞を、本来俯瞰した場所で物事を見るジャニーズWESTの最年長である中間さんが自ら考案するというところに、とてつもない「ジャニーズWESTの推進力」を感じます。

ソロ曲であるにもかかわらず「7人としてカッコよく魅せる」曲を制作されるところにも「この7人で進んでいく」という決意を感じられて、それをこの曲で表現しようとする中間さんの大胆な作戦に好きとしか言えません。

 

この解釈抜きとしても、体の半分以上が脚なとてつもないスタイルの中間さんが「調教師」として鞭を振るうという異世界感、それでいてその世界観と中間さんご自身の雰囲気とのとてつもない相性の良さを感じてしまい、「中間さんって自己プロデュースの天才だな」と思ってしまうのです。

 

ここで書いておきますが、葬式にはこの曲を流してほしいです。エンディングノートを作った際にも書いておきます。

 

 

 

「Into Your Eyes」

 

中間淳太・Komei Kobayashi 作詞、Josef Melin・Adrian Mckinnon 作曲の大人っぽさが現れた寂しげなラブソング。

中間さん、小瀧さん、藤井さんのユニット曲です。

 

www.amazon.co.jp

 

わたしは「この3人で色気ある曲をやろう!」と言ってくださった方にありがとうを言いたいです。

ありがとうございます。

中間さん小瀧さんのタイプが違う甘さ(非常に個人的なイメージでは中間さんはホイップクリーム、小瀧さんははちみつ)がある中高音に加え、それを安定感と落ち着きで支える藤井さんの低音がバランス抜群。

小瀧さんのファルセットから始まるメロディも綺麗で、このラブソングの切なさにピッタリです。

 

そしてこの歌詞はもう、中間さんワールドが爆発しまくっております。

 

1番だけ聴いたところでは「なぜか」平日の夜に会った恋人たちの逢瀬を描いていると思われます。

逢瀬の途中で鳴った電話に嫉妬して、「その笑顔を見せないで」なんて、どれだけ愛しちゃってるの〜?!と微笑ましくなってしまうほど。

 

しかし、2番に進むと風向きが変わります。

Oh 君へと 近づくほど
友達のフリがうまくなってく Oh no baby

の通り、このふたりは「友達のフリ」をしなければいけない関係なのです。

そこで1番を振り返ると、

・平日の夜に会う=休日には本命と過ごさなければならない

・電話に出ている相手の笑顔に悲しむ=相手の本命との電話に嫉妬し、悲しんでいる

と考えられます。

「君」の浮気相手であるにもかかわらず、「あなたの瞳に僕を写して」と乞い願う悲しい男性の歌なのです。

 

これだけでは終わりません。

また歌詞の最後で風向きが変わることになります。

 

Look into your eyes, girl
肌を重ねDancing
Look into your eyes, girl
首に残すルージュと過ち
今日も 君の
寂しげな瞳が
うつす指のウソ

「君」の瞳に写っている「指のウソ」。

ということは、この歌詞の主人公は指輪を付けている既婚者であり、「君」への大きくて重い愛を持ちながらも別に婚姻関係を持っているということと捉えられます。

 

ということで、この曲はW不倫(「君」側は浮気かもしれませんが)をする恋人同士を描いたラブソングなのです。

 

歌詞を読み解いていくうちに徐々に事実が解き明かされていき、事実が分かった上でもう一度聴くとガラッと印象が変わる。

聴き手を綺麗にミスリードさせるKomeiさんと中間さんのやり口に踊らされてしまいます。

でもそれがファンとしてはメチャクチャ快感なんですよね。

 

この歌詞の情報の出し方の気持ちよさに加え、「WESTival」での御三方の色気溢れるパフォーマンスも最高だったので、私が大病を患ったらこの映像を流してくだされば低血圧は防げそうです。カルテに書いておいてください。

 

 

 

「ONI-CHAN」

 

中間淳太藤井流星 作詞、

Fredrik“Figge”Bostrom・Pontus Soderqvist・Takuya Harada 作曲 のポップかつすこしレトロなバトルアニメ風(というかノリの良すぎる特撮風?)ソング。

中間さんと藤井さんのユニット曲です。

 

WESTV!(通常盤)(特典なし)

WESTV!(通常盤)(特典なし)

 

 

 

この曲はほんとうに聴いてるだけで何も考えずに元気になるので大好きです。

というのも、中間さんと藤井さんがお酒を飲んで歌詞制作を行なったという逸話がある「ガチ悪ノリソング」かつ、「全人類向け甘やかしソング」だからです。

 

実際に長兄であるおふたりが「お兄ちゃん」の座を巡ってバトルするという内容になっているのですが、そのバトルの中身がくだらないのに心の弱いところにしっかりと効いてくれるところがとくに絶妙。

 

一戦目は「辛すぎて落ち込んでいる日に命がけで励ますならどうする?」対決。

そして、第二戦は「冬の寒さで凍えそうな夜に命がけで温めるならどうする?」対決。

どちらの対決でもふたりのお兄ちゃんは全力でわたしたちを甘やかそうと試行錯誤してくれます。(冬の寒さで凍えそうな時には暖房つけてほしいっていうのは置いておいて)

正直言いますと、もう仕事は疲れるし人間関係は面倒な世の中で生きているのが辛いので「どちらのお兄ちゃんもお願いします、甘やかしてください」です。

そしてなんでお兄ちゃんが一人でないといけないのか聴き手は全くわからないままバトルが続き、そのまま曲が終わります。たぶん中間さんも藤井さんもわかっていません。(わかっていたらごめんなさい)

 

また、この曲には「妹」「弟」という性差なく「Youたち」でわたしたちを括ってくれているところが素晴らしいです。

性差も年齢差も気にせず、全人類の「お兄ちゃん」として振る舞うという大きな自負が表れていると感じます。

まるでヒーローみたいで本当に素敵。

 

ストーリーテラーとしての中間さん、というより悪ノリしてもなんだかんだ優しくてちゃんと配慮するところを隠せていないおふたりの温かさとユーモアを感じられる1曲です。

 

この曲のテンポ感と全力の甘やかしのおかげでどうにか会社に行けた朝が何度あったことか。救われています。

 

 

 

「Gimme Gimme Gimme」

 

中間淳太・Yu-ki Kokubo 作詞、Josef Melin 作曲の妖艶でゆるやかなジャズナンバー。

中間さん、桐山さん、神山さんのユニット曲です。

 

W trouble (初回盤B) (CD+DVD-B) (特典なし)

W trouble (初回盤B) (CD+DVD-B) (特典なし)

 

 

 

このアルバムでは「メンバーシャッフルでユニット曲を制作し、各々にくじで引いたテーマやミッションが課せられる」という企画を行い、この曲は「テーマは愛」「スペイン語を使う」というルールが課せられました。

 

 このルール通り、「愛」を謳った曲ではありますが、これはただの純愛ではありません。

「悪い男」が主人公となり、本気じゃない「愛」を一夜だけ捧げてそのまま捨てるお話です。

 

…中間さん、こういう拗れた恋愛模様がお好きですよね?

奇遇ですね、私も大好きです。ありがとうございます。

 

私のあらすじを読んだだけでは本当に「コイツ悪いなあ…」と思うだけなのですが、そこはさすが中間さんとKokuboさん。

悪いだけではない、どこか惹き込まれてしまうこの男の魅力を歌詞からも感じることができるようになっています。

ということで私が好きな歌詞を少しだけ。

 

挨拶代わりのキスくらいで
あっちゅーまに 本気になって
Ma ma ma My love is like Don Juan
「楽勝だね。“tonta”」

挨拶のようにキスして女性を翻弄する姿はまるでドン・ファン

ドン・ファンとは戯曲「セビリアの色事師と石の客」に登場するプレイボーイで身を滅ぼす貴族の美男らしく、「僕の恋はまるでドン・ファンのようだ」と自ら宣言する自信と余裕が、魅力を引き出しているのだと思います。

極め付けには完全に相手の上に立つ「楽勝だね、”おバカさん”」の言葉。

余裕すぎて悔しい。

 

現実的な 朝はSuddenly (Suddenly)
So... ロマンスの先にあるのは未来じゃなくリアル
シーツの中 濡れた瞳
涙は 無意味さ Goodbye baby

 「ロマンスの先にあるのは未来じゃなくてリアル」ってメチャクチャすごいワードじゃありません?!?

これから二人での未来が待っていると思い込んでいた彼女にリアル(この夜だけの関係であること)を突きつけるこの男の「慣れてる」感がすごく自然に出ていて、大好きな部分です。

1番とは違ったメロディーになっているので変化が効いていて思わず聴き込んでしまう部分でもあります。

泣かせたくせにその涙を「無意味」と言い放つあたりも余裕さが滲んでいます。

 

GimmeGimmeGimmeGimme 全て捨て
乱れてごらんよ Fill me all the way

 神山さんが無双していると言ってもいいほど魅力的なラップパート。

ここでもこの男、余裕です。

「Fill me all the way」=君の全てを使って僕を満足させてよ、なんて上位に立つ人しか使えない言葉すぎません?

 

とまあ、ここまでさまざまな部分を見てきたのですが、この歌詞を見ただけでこの曲の主人公がどのような性格であり、どのように人を魅了していくかわかるようになっています。

この情景描写の明確さと会話部分でのパーソナリティの出し方はまるで小説のようで、中間さんの頭の中にはこの男性と女性の一夜だけのラブストーリーがはっきりと作り込まれているのだろうな、と想像できます。

 

歌詞だけではなく、この曲の歌割りには「各々の強みを活かす」という意気を感じられるところが個人的にとても大好きです。

中間さんの得意なフィールド(大人っぽい色気漂う曲)に、桐山さんの突き抜けるような気持ちのいい高音フェイク、神山さんの独壇場となるラップ。

各々が持てる力でこの曲の主人公をさらに魅力的に描いているように思います。

 

ソファで女性の髪を撫でる中間さんも、花束を捨てて一瞥する桐山さんも、B.A.D.を両手に最終兵器のように花道を闊歩する神山さんも、早く大画面で見たくてたまらないのでライブツアー「W trouble」の円盤化を早急にお願いします。生きるモチベーションの1つです。

 

 

 

「"Pinocchio"」

 

中間淳太 作詞、GRP 作曲のレトロでちょっぴりホラーでジャズチックなラブソング。

中間さんのソロ曲です。

 

【メーカー特典あり】 rainboW (初回盤B) (ステッカーB付)
 

 

これはディズニー作品の「ピノキオ」、そしてそれを題材とした中間さんが2020年の自粛期間中に執筆されていた小説をもとに作られた作品です。

 

アルバム発売前の中間さんからは、「一度目は歌詞を見ずに聴いてみてほしい。」「歌詞を見てからだと印象が全く変わる楽曲」とのお言葉があり、その後もブログでご本人直々による「時間のある時に考察してみてください。」「みんなが導き出したストーリーを聞いてみたいです。」という追加のお触れのおかげで、Twitterは大いに盛り上がりました。

それほどトリックの多い、読み手によって意見が分かれたお話を紡がれています。

 

 

 

めちゃくちゃちなみになんですけど、その当時の考察です。

 

jjjj1923.hatenablog.com

 

ご本人のストーリーとは大きく違っていますが私としては楽しませていただきました。

ご本人へ。見ていらっしゃらないと思いますが、物騒なお話にしてしまいすみませんでした。

 

一回聴いただけでは、「ピノキオ」がサーカスの人形に心を奪われてしまったように、「ぼく」が「きみ」に初めての恋をした末に成就し、幸せに暮らしましたとさ。という単純明快なラブストーリーのように解釈してしまいます。

 

しかし、先述した通り、嘘をつくと鼻が伸びるピノキオと自慢げであるという意味の「鼻高々」がかかっていたり、操り人形を動かす「糸」と「運命の赤い糸」がかかっていたり、歌詞中に「僕」と「ボク」と「君」と「キミ」がいることで誰が同一人物なのか別の人物なのかさえわからなかったり、「シアワセ」と「幸せ」、「アナタ」と「あなた」など、さまざまなトリックで本当のシナリオを隠しているのです。

 

この詳細なシナリオは、せっかく中間さんがジャニーズWebで教えてくださっているので、私が書くべきではないかなと思います。

ぜひ「じゅんだいありー」上部にあるピノキオのアイコンをタップし、読んでみてください。

(中間さんのブログはほぼ毎日更新されており、読み応えが抜群です。マメにありがとうございます。)

 

www.johnnys-web.com

 

ということで具体的なものは書くつもりはないのですが。

 

もう、中間さんってこういう拗れた恋愛を描くのが本当にお好きな上に性に合っているのかメチャクチャお上手だな、と感嘆するばかりです。

「じゅんだいありー」該当ページの中間さんの考えられたこの曲のテーマを読んで、まず感動。シナリオを読んで、自分の解釈にあったわだかまりが解けてもう一度感動。

そして、このテーマを歌うのにあまりにも適しすぎている、優れた容姿と色気を持ち、表現力に長けたパフォーマンスをされる中間さんご自身が、ご自身が得意とする表現ができそうな歌詞を用意してきていることにも本当に信頼しかないです。

 

曲自体も本当に「ピノキオ」で流れていてもおかしくないようなレトロさと、少しの恐ろしさを孕んでいて、とてつもなく甘い声の中間さんといい具合にギャップがあることで、それが違和感となって私たちの耳まで届いてくれて、それがなんだかこの曲全体の怖さにつながっていると感じます。

 個人的に中学〜高校生時代にボカロを聴いて育ってきた人間なので、このような「違和感」によってメチャクチャ雰囲気が出ている曲が大好きです。

 

これも早く中間さんの「演じる」姿を大画面で見たい作品です。どうにかこの曲が収録されるライブ円盤が発売されるまでは生きようと思います。みなさん、円盤が発売されたら私と一緒に叫んでください。

 

 

まとめ

 

ここまで5作品を見てきましたが、わたしは中間さんが作り上げる作品がたぶんめちゃくちゃ大好きです。

言葉の裏に潜んだ考え、裏腹な想い、ドロドロとした感情、拗れた関係、などがもともと好きで、そういった作品を解釈しようとするのも大好きで。

だからこそこのような作品を紡ぐ中間さんをストーリーテラーとしてとても信頼しています。ファンです。

 

それだけではなく、ユニット曲の演出によって毎回その世界観に引き込まれて何度も何度も見てしまう羽目になりますし、なにより中間さんが、アイドルとして、パフォーマンスでその曲を「演じる」姿に、その表現力と世界観への親和性に完全に虜にされています。

そう言った意味では「演出家」「役者」、そして「アイドル」としても中間さんのことが好きでたまらないのだと思います。(ユニット曲演出については中間さんが一手に引き受けているわけではないのかもしれませんが…!)

 

結局、中間さんの歌詞の世界観って最高。中間さんのプロデュース能力って最高。ってことです。

 

さあ、みんなも中間さんの歌詞の世界で溺れよう!

 

 

 

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